当院で予防接種を希望される方へ
予防接種は一般の診療時間帯と下記の予防接種・健診専用の予約時間帯で実施します。予約時間帯については感染を避けるため、3歳未満(特に乳児)の方を優先的に受け付けていますので、特にワクチンデビューの生後2ヶ月の方はこの時間帯をお勧めします。
予防接種は予約制です。ご希望の方は、電話または下記のサイトからアクセスしてご予約ください。サイトでは接種ご希望日の前日までご予約が可能です。キャンセルは当日でもできます。
ワクチンの在庫があれば当日でも接種できますのでお問い合わせください。
予防接種は一般の診療時間帯と下記の予防接種・健診専用の予約時間帯で実施します。予約時間帯については感染を避けるため、3歳未満(特に乳児)の方を優先的に受け付けていますので、特に1歳未満の乳児やワクチンデビューの生後2ヶ月の方はこの時間帯をお勧めします。
予防接種・健診の予約は下記からお願いします。
ワクチンの入荷が困難な場合など、予約サイトでは予約を受け付けていない場合もあります。予約サイトで予約が取れない場合や、ご相談がある場合などは、お電話または窓口までご連絡ください。
予防接種の際には、接種漏れが無いかチェック、アドバイスをいたします。

予防接種専用時間帯
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日/祝 |
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14:00~15:00 | ▲ | ▲ | 休 | ▲ | ▲ | 休 | 休 |
なお、予防接種全般について、ご相談も含めお気軽にお問い合わせください。
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日/祝 |
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14:00~15:00 | / | ▲ | / | / | ▲ | / | / |
14:00~16:00 | ▲ | / | / | ▲ | / | / | / |
なお、予防接種全般について、ご相談も含めお気軽にお問い合わせください。
来院時の諸注意
- 専用の予約時間帯に来院された方で感冒症状のある方、同伴のご家族等に感冒症状のある方については受付でお申し出ください。
- 予防接種の際は、必ず母子健康手帳をお持ちください。ワクチンの接種歴が確認できない場合には、接種をお断りする場合もあります。
- 来院前までに、自治体から送付された予防接種についての案内を必ずお読みください。予診票にあらかじめ記入しておいていただけるとスムーズです。
- 体温は来院されてから測っていただきます。(あらかじめご自宅で測って来られた場合も、再度測っていただきます。)
ご不明な点、不安な点などありましたら遠慮なくお尋ねください。
予防接種について
最近では予防接種の種類が増えてきていますので、保護者の方々にとって理解しにくいことも多いと思います。しかし、予防接種は病気を防ぐため、あるいはかかっても軽く済ませるために行うもので。お子さんの健康を守るうえで大変重要な対策です。
予防接種についての正しい知識を身に付けて、予防接種で防ぐことのできる病気(VPDといいます)から大切なお子さんを守ってあげましょう。
定期接種と任意接種
予防接種には定期接種(通常無料)と、任意で受ける任意接種(通常有料)とがあります。定期接種は国の責任で接種を推進していくものですから、万が一健康被害が起きたときの保障制度も充実しており、また、対象年齢であればたいていは全額無料で接種できますので、保護者の負担がとても少なくなります。
かつてのわが国では、残念ながら諸外国に比べて接種できるワクチンの種類が少なく、また任意接種の費用負担があるために接種できないお子さんがたくさんいました。しかし昨今では、ヒブ、小児用肺炎球菌、不活化ポリオなど、新しいワクチンが次々に定期接種とされ、さらに、2014年10月から水痘ワクチン、2016年10月からB型肝炎ワクチン、2020年10月からロタワクチンが定期接種になり、我が国の予防接種環境もだんだん諸外国並みになってきました。
今後はさらにおたふくかぜワクチンも定期接種になることが望まれます。
予防接種がもたらした効果
予防接種によってVPDの流行が少なくなった現在では、予防接種の効果をなかなか実感できないと思います。しかし、過去を振り返れば、痘そう(天然痘)の根絶やポリオの流行阻止など、数多くの効果をあげてきました。
ヒブワクチンは2008年12月から、肺炎球菌は2010年2月から接種が始まり、2010年11月からはいずれの任意接種ワクチンも無料で接種できるようになりました。さらに、予防接種法の改正によって、2013年4月からは定期接種になりました。
このことによってほとんどのお子さんがヒブ、肺炎球菌ワクチンを接種するようになったため、ヒブや肺炎球菌による髄膜炎などの重症の病気が次第に減り、2014年の統計では、5歳未満のヒブによる髄膜炎のお子さんがとうとうゼロになりました。
ワクチンについて
予防接種に使う薬液のことを「ワクチン」といいます。ワクチンは、感染症の原因となるウイルスや細菌そのもの、または菌が作り出す毒素の力を弱めたものです。これを体に接種することで、その病気に対する抵抗力(免疫)を持たせます。
すべての病気に対してワクチンが作れるわけではありません。細菌やウイルスなどの性質によって作れないものもあります。 また、ワクチンの種類には、生ワクチンと不活化ワクチンがあります。
生ワクチン
ウイルスや細菌を、生きたまま、病気にならないように病原性を弱めて接種します。自然に感染したのと同じような仕組みで免疫の効果が得られますので、不活化ワクチンよりも接種回数が少なくて済みます。副反応として、元の病気のごく軽い症状があげられます。
生ワクチンの例
麻しん、風しん、麻しん風しん混合(MR)、BCG、水痘、おたふくかぜ、ロタなど。
不活化ワクチン・トキソイド
ウイルスや細菌の一部の成分、または細菌の出す毒素(トキソイド)を使ったワクチンです。1回の接種では十分な効果が現れませんので、定められた接種回数を守ることが大切です。一般的な副反応としては、接種後2日以内の発熱や、接種した部位の発赤、腫れ、痛みなどがあります。
不活化ワクチン・トキソイドの例
DPT-IPV-Hib(5種混合)、DPT-IPV(4種混合)、不活化ポリオ、破傷風、日本脳炎、ヒブ、肺炎球菌、HB(B型肝炎)、HPV(子宮頸がん予防)など。
同時接種について~当院では予防接種の同時接種を積極的にお勧めしています~
当院では、同時接種を、必要かつ安全で一般的な医療行為であると考えています。保護者の方から同時接種についてのご質問や、不安の声がしばしば寄せられるものの、お子さんをワクチンで予防できる病気から守るため、積極的に勧めております。
複数の予防接種を同時に接種することについては、以前から、医師が必要と認めた場合に限り行うことができるとされてきました。日本ではこれまで、予防接種の種類が少なかったこともあり、わざわざ同時接種を行わなくても完了できたのです。このため、一般的になじみのない、あまり知られていない医療行為でした。
しかしながら、ヒブ、小児用肺炎球菌ワクチンなどの重要なワクチンが接種可能となるにつれ、乳児期に接種する予防接種の種類が増えてきました。これまでのように1種類のワクチンを順に接種する方法では、何度も医療機関に足を運ぶ必要があり、適切な時期までに必要な回数を接種完了することが困難でしょう。
同時接種による効果や安全性に問題はなく、原則として同時接種の本数に制限はありません。同時接種を行うことで、お子さんを特定疾患から早く守ってあげることができます。
異なったワクチンを接種する場合の間隔
令和2年10月1日から接種間隔の制限が一部緩和されます。今後は注射の生ワクチンと注射の生ワクチンの間隔は27日以上あけることが必要ですが、そのほかのワクチンについては制限がなくなります。例えばMRワクチン(生ワクチン)の3日後にインフルエンザワクチン(不活化ワクチン)を接種可能となります。この場合令和2年9月30日まではは27日以上開ける必要がありました。
ただし、あくまで異なるワクチン間の接種間隔についてですので、同一ワクチンを複数回接種する際は従来通りの制限となりますのでご注意ください。
混乱する部分があるかと思いますので、気軽に受付でご相談ください。
ワクチンで予防できる病気と各ワクチンの接種方法について
予防接種のスケジュール
予防接種には、それぞれ受けるのに適した「標準的な接種時期」があります。
自治体からのお知らせや、下記サイトのスケジュール表などを参考にして、お子さんの予防接種スケジュールを立ててみましょう。
ワクチンで予防できる病気と各ワクチンの接種方法について
初回ワクチン接種が
2024年4月以降のお子さん
初回ワクチンに5種混合が含まれます。
2024年4月以前のお子さん
初回ワクチンに4種混合が含まれます。
予防接種スケジュール初回2024年3月まで |
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接種率がもう少し高くなるとよいワクチン
接種率がもっと高くなったほうが良いワクチンがあります。
1つ目は、小学生入学前後に接種が進められている、3種混合ワクチンとポリオワクチンです。これは任意接種なので接種率が低いのだと思います。
3種混合だけでも接種率があがると百日咳による長く続く咳風邪はかかりにくくなるかと思います。
2つ目は、ヒトパピローマウイルスワクチン(HPVワクチン、いわゆる子宮頸がんワクチン)です。こちらは、過去の経緯による不安と、接種年齢的に接種のタイミングを逃しやすいのが接種率が低い原因かと思います。
接種するかの判断はご家族とお子さんで決めることになりますが、接種するのであれば接種しやすい時期の接種をお勧めします。
キャッチアップ接種も2025年3月31日で終了します。2024年9月くらいには初回接種しないと間に合いません。
3つ目は、RSウイルス母子免疫ワクチンです。
2024年以降ニュースになったりもしてご存じな方も増えてきたかと思います。最近は外来で質問を受けることもあるので記事にさせていただきます。
今妊娠中のお母さんは特に読んでください。
おたふくかぜワクチンについて
川口市に住民登録のある1歳から小学校就学前の方について、1人2回3,000円の接種費用が助成されます。
接種を希望される方はウェブサイト(https://www.shujii.com/0482801277/i/)
またはお電話でご予約の上お出でください。ワクチンの在庫があれば当日でも接種可能です。
接種当日窓口で、当院の接種料金から助成額3,000円を除く差額分をお支払いください。
母子手帳を必ずご持参ください。
自費の場合の費用について
インフルエンザワクチンの入荷は厳しいため、在庫の都合により予約を終了させていただくことがございます。接種可能かどうかは、お気軽にお問い合わせください。
料金(税込) | |
おたふくかぜ | ¥6,200 |
水痘(みずぼうそう) | ¥8,000 |
麻しん | ¥6,200 |
風しん | ¥6,200 |
麻しん風しん混合(MR) | ¥9,200 |
DPT-IPV(ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオ4種混合) | ¥10,500 |
DPT-IPV-Hib(4種混合+ヒブ) | ¥18,500 |
DPT(ジフテリア・百日咳・破傷風3種混合) | ¥5,100 |
DT(ジフテリア・破傷風2種混合) | ¥5,000 |
不活化ポリオ | ¥9,200 |
BCG(結核予防) | ¥9,500 |
ヒブ(インフルエンザ菌b型) | ¥8,200 |
小児用肺炎球菌(プレベナー13) | ¥11,000 |
小児用肺炎球菌(バクニュバンス) | ¥12,000 |
日本脳炎 | ¥6,700 |
ロタウイルスワクチン(ロタリックス) | ¥14,400 |
ロタウイルスワクチン(ロタテック) | ¥9,200 |
B型肝炎 | ¥5,600 |
4価HPVワクチン(子宮頸がん予防)(ガーダシル) | ¥15,500 |
9価HPVワクチン(子宮頸がん予防)(シルガード9) | ¥29,000 |
乳幼児健診(自費分)
料金(税込) | |
乳幼児健診 | ¥3,500 |
文書料
料金(税込) | |
診断書(1)簡易なもの | ¥3,000 |
診断書(2)複雑なもの | ¥5,000 |
証明書 | ¥1,500 |
予防接種スケジュール |
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定期接種の対象者 |
生後12ヶ月から生後36ヶ月まで これ以外の年齢については、これまでと同様に任意接種の扱いとなり、有料になります。 |
接種方法 |
3ヶ月以上の間隔で2回接種 標準的な接種は、生後12ヶ月から生後15ヶ月までに初回の接種をし、2回目は再び6ヶ月から12ヶ月の間隔を空けて接種します。 厚生労働省のHPは こちら |
定期接種の対象者 |
2016年4月1日以降に生まれたお子さんで1歳まで それ以外の年齢については任意接種の扱いとなり、有料となりますが、何歳でも接種できますので積極的に受けてください。 |
接種方法 |
生後2ヶ月になってから27日以上の間隔をおいて2回接種した後、1回目の接種から139日以上の間隔をおいて1回接種。 具体的にいえば、生後2ヶ月から生後9ヶ月までの期間を標準的な接種期間として、1回目は生後2ヶ月、2回目は生後3ヶ月、3回目は生後7ヶ月から8ヶ月に接種します。 |