●子宮頸がん(HPV)ワクチン接種のタイミング
子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)の接種をお考えの方には、「小学6年生のときに、2種混合(DT)ワクチンとセットで接種をスタートすること」をおすすめしています。
一番のポイントは、小学校6年生のうちに完了させておくことです。
小学校高学年から中学生になると、部活動や習い事などで忙しくなり、「予防接種のためだけに何度もクリニックに通う」のが一気に難しくなります。そのため、できるだけ来院回数を減らす工夫が大切です。
おすすめのスケジュール
1回目: HPVワクチン + 2種混合(DT)ワクチンの同時接種
2回目: HPVワクチンのみ(後日)
この方法なら、わずか2回の来院で完了します。もし「最初の同時接種がちょっと不安…」という場合は、1回目にHPVワクチンのみ、2回目にHPV+DTワクチンの組み合わせでも問題ありません。
*百日咳も防げる「3種混合(DPT)」への変更もおすすめ
DT(2種混合)をDPT(3種混合)に変更すると、百日咳の予防効果もプラスできます。DTは定期接種(無料)ですが、DPTは任意接種(当院では税込8,500円)となります。ご興味のある方はこちらの解説ページをご覧ください。
なぜ「小6での早めの接種」が良いのか?
HPVワクチンは非常に効果の高いワクチンです。さらに近年の研究では、以下のメリットが分かってきています。
・15歳未満なら2回接種で完了(15歳以上は3回必要になります)
・若い時期に接種する方が、より高い効果(抗体の上昇)が期待できる
・心配される副反応(局所の痛みや緊張など)も、小学生のうちの方が比較的起きにくい
注射の痛みはどうしても伴うため、15歳未満のうちに「少ない接種回数(2回)」で効率よく受けていただくのが、お子さんにとっても一番負担が少なくなります。
最後に:ワクチンと「検診」のダブルで守る
ワクチンを受けたからと安心しきらず、将来適切な年齢になったら「子宮頸がん検診」をしっかり受けることも忘れないでください。海外でも「ワクチン+検診」の組み合わせが最も効果的とされています。
※近年では海外だけでなく、日本の一部の自治体でも男性へのHPVワクチン接種補助が広がり始めています。
ネガティブ・ポジティブな情報も含め少しですが以下にリンクがあります。
お読みいただき接種するかのご判断にしていただけたらと思います。





















