●抗菌薬の適正使用について
「風邪だから抗生剤」は、実は逆効果になることもあります
お子様の病気で一番多い「かぜ」。以前は「念のため」と抗菌薬(抗生剤)が出されることも多くありました。
しかし、風邪の原因の約9割は「ウイルス」です。抗菌薬は「細菌」をやっつける薬なので、ウイルスには効果がありません。
効かないだけでなく、必要のない抗菌薬を使うと、以下のようなリスクがあります。
・薬が効かない強い菌(耐性菌)が増えてしまう
・腸内のよい菌(善玉菌)まで減り、下痢をひきおこしてしまう。
・腸内細菌バランスを崩して、免疫システムの異常(アレルギーや自己免疫疾患など)の原因になりえる。
だからこそ「本当に必要なときだけ」使います
もちろん、抗菌薬が欠かせない病気もあります(溶連菌感染症、マイコプラズマ、中耳炎、尿路感染症、百日咳など)。
当院では、お子様の体にかかる負担を最小限にしつつ、本当に抗菌薬が必要かどうかを見極めるため、指先からのほんの少しの採血(血液検査)を行うことがあります。
お子様の健やかな成長と将来の体を守るため、適切な抗菌薬の使用にご協力をお願いいたします。





















