予防接種にはBCGやポリオ、DPT、麻しん、風疹など法律で定められたもの(無料)と、水痘など任意で受けるもの(有料)とがあります。
予防接種は病気を防いだり、かかっても軽くすむようにするために行うもので、お子様にとって大変重要なものです。
以前は受ける義務がありましたが、今では、保護者の方が予防接種について理解して保護者の方々の判断で受けていただくようになっています。
予防接種はお子様の健康状態をよく知っているかかりつけ医で受けることをお勧めいたします。副反応、効果、必要性、接種スケジュールなど不安な点、疑問な点などあれば遠慮なくお尋ねください。
麻しん(はしか)や百日せきのような感染症の原因となるウイルスや細菌、または菌が作り出す毒素の力を弱めて予防接種液(ワクチン)をつくり、これをからだに接種して、その病気に対する抵抗力(免疫)をつくることを、予防接種といいます。「予防接種」に使う薬液のことを「ワクチン」といいます。
すべての病気に対してワクチンがつくれるわけではありません。細菌やウイルスなどの性質によってつくれないものもあります。
今年も麻しんが流行しています。
麻しんを防ぐには予防接種しかありません。1歳になったらすぐに麻しんワクチンを受けましょう。
2008年4月から5年間に限り、中学1年生と高校3年生に相当する方も公費での麻しん・風しん予防接種が可能になりました。すでに1度受けた方も、まだ受けていない方も忘れずに必ず受けましょう。
(詳細はお住まいの市区町村にお問い合わせ下さい。)
>>詳細はコチラ
予防接種で使うワクチンには、生ワクチンと不活化ワクチンがあり、異なった種類のワクチンを接種する場合に間隔を守ることが必要です。
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→→→→→→→ 27日以上あける →→→→→→→ |
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→→→→→→→ 6日以上あける →→→→→→→ |
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定期の予防接種は個別接種が原則となっております。予防接種の具体的な順序や日程は、市町村のスケジュールやお子さんの体調、病気の流行状況をみて、かかりつけ医と相談して決めて下さい。
なお、ポリオとBCGは集団接種(決められた日時に保健所など決められた場所に行って接種すること。)で行っている市町村も多いので、注意して下さい。
原因:麻疹ウイルス
潜伏期:10〜12日間(麻疹との接触がはっきりしていれば、それから10日後に症状が出ると言うことです。)
症状:発熱、咳嗽、眼脂、鼻汁が3〜4日間続いた後(カタル期)に、
口の中にコプリック斑というはしか特有の発疹が出ます。
その翌日よりもう1℃ぐらい高熱となり、発疹が出現します(発疹期)。
その発疹は全身に広がり正常の皮膚の部分のほうが少ないぐらいになります。そして赤かった発疹が暗紫色となり、熱が下がります(回復期)。
約一週間発熱が続き、子供にとってとても重たい病気です。
カタル期にはしかと診断することは困難で、最初はかぜと診断されていることが多いです。
肺炎中耳炎などを合併することも多く、はしかにかかった人の2000〜3000人に1人の割合で脳炎になります。また、特に合併症がなくても食事がとれずに入院になることも多い病気です。
治療:熱やかぜ症状に対するものが中心です。水分を十分与えることが重要です。
予防:ワクチンが有効です。
原因:風疹ウイルス
潜伏期:14〜21日間
症状:発疹、発熱(小児ではあまり高くならない)、後頚部リンパ節腫脹が出現し、3日間でなおります。
風疹にかかった人の3000人に1人の割合で血小板減少性紫斑病が、6000人に1人の割合で脳炎がみられます。
また、妊婦が妊娠初期に風疹にかかると、生まれてくる子供に眼、耳、心臓に障害をきたすことがあります。このようにして障害を持った子供を先天性風疹症候群といいます。
治療:小児では、無治療で治癒することがほとんどです。
予防:ワクチンが有効です。
原因:水痘・帯状疱疹ウイルス
潜伏期:14〜21日
症状:発熱、発疹(水疱疹)が、主症状です。発熱、発疹の程度は個人によってかなり差があります。
また、このウイルスは病気がなおった後に、神経に潜伏します。そして、免疫力が低下したときに、帯状疱疹として再び症状を出します。
治療:現在、水痘に有効な飲み薬があります。どの子がひどくなるのか予測できないので、本院では水痘と診断した子どもにすべて処方しています。特に、アトピー性皮膚炎の子は、ひどくなる可能性が高いので飲み薬を飲んだほうが良いでしょう。
お風呂はどうするの?
熱がなく、食欲もあれば、入ってもかまいません。体の汚れは落としたほうが良いですが、水疱部分をゴシゴシ洗わないようにしましょう。
予防:ワクチンが有効です。
まだ水痘にかかっていない子が、水痘の子どもと接触した場合、72時間以内にワクチンを接種すれば、発病しないか、発病しても軽症化できます。
原因:おたふくかぜウイルス
潜伏期:14〜21日
症状:発熱と両側または一側の耳下腺腫脹で、顎下腺、舌下腺の腫脹を伴うこともあります。一週間ぐらいで腫脹は消失します。2〜3日で腫脹が消失した場合は、おたふくかぜか判断できません。診断するには、2週間後に抗体を測定することが必要です。
治療:痛みに対するものが中心です。抗生剤を処方することがありますが、薬を飲み始めてすぐに腫脹が消失する場合はおたふくかぜではない可能性が高いです。
合併症:おたふくかぜは髄膜炎を合併しやすい病気です。嘔吐があるようなら早めに再診しましょう。
予防:ワクチンが有効です。
お風呂はどうするの?
熱がなく、食欲もあれば、入ってもかまいません。
おたふくかぜをしていないお父さん、お母さんへ
不顕性感染(症状が出ない感染)だった可能性もあります。まず、抗体をチェックされたらどうでしょうか。そして、抗体がなければ、ワクチン接種をおすすめします。