コロナワクチン接種について

8月23日(月)から予約開始、8月26日(木)から接種開始です。

任意接種です。

新しいワクチンですので、接種に関しては不安も多いことと思います。お子さんを含めたご家族で話し合って接種するかどうかを決めてください。このホームページで紹介されている内容やその他の情報もチェックして納得の上ご予約お願いします。

 

1.対象は大人を含めた12才以上のかたです。(9月23日更新)

2.貴重なワクチンですので、接種することを決めた方だけがご予約をとるようにお願いします。

  必ず最後まで読んで、予約をされるか判断してください

3.下記のワクチン説明の大部分は12才~15才向けになっています。

副反応の頻度は大人より高いです

心配される副反応の起こる頻度は、大人より高いとされています。一方、有効率は大人より高いと報告されています

海外での12-15才への接種に伴う、効果や副反応の頻度の報告がすでに論文になっています。

Safety, Immunogenicity, and Efficacy of the BNT162b2 Covid-19 Vaccine in Adolescents

という論文です。結論として、良好な安全性プロファイルを有し誘導される免疫応答が若年成人よりも大きく,安全性と有効性が示されています。同論文内で副反応の頻度も報告されています。38度以上の発熱は1回目で10%、、2回目で20%です接種部位の痛みは80%程度、頭痛は60%程度、だるさは65%程度、筋肉痛は30%程度、関節痛は15%程度認めます

上記のような副反応があることをお子さんにも説明し、親子で話し合ったうえで予防接種のご予約をされることをお勧めいたします。

 

論文の日本語要約 N Engl J Med

予防接種ストレス関連反応について

 WHOが2020年1月に予防接種ストレス関連反応という概念を提唱しました。接種にまつわる、不安・ストレスが原因で、予防接種の種類に関係なく起きる反応のことです。接種前から接種後5分未満に発症する急性反応と接種後数日程度経過してから発症する遅発性反応です。急性反応は頻脈や、息切れ、過呼吸、狡猾、手足のしびれや、血圧低下、めまい、失神などです。遅発性反応は、脱力、麻痺、不自然な動き、不規則な歩き方、言語障害や、心因性非てんかん発作などです。

 予防接種ストレス関連反応は特に思春期で男の子より女の子に発生しやすく、周囲の様子などの影響を受けてその場にいる方に連鎖して生じることもあるため、かかりつけの医療機関など慣れた環境で接種をすることを勧められています。また、不安障害や発達障害(特に自閉症スペクトラム症)のおこさんが起こりやすいとされています。

 上記から、当院では基本的には普段当院に通われていて、注射に恐怖心がないお子さんたちのほうがより精神的に落ち着いて今回の新型コロナワクチンの予防接種をできると考えています。新型コロナワクチン、筋肉注射などに不安・抵抗感を感じている場合、症状は出やすいと思われます。

 当院かかりつけでない方は、可能であればかかりつけ医での接種をお勧めいたします。やむを得ない場合、上記のような不安を抱えて接種当日を迎えないですむように、親子で話し合いお子さんが納得してワクチン接種をすることが大事と考えています

 

製薬会社MSD提供の予防接種ストレス関連反応の資料

ワクチンを接種するか悩んでいるご家族、お子さんたちへ

 1.子どもを新型コロナウイルス感染症から守るには、周囲の大人(家族や子どもに係わる業務従事者など)への新型コロナワクチンの接種が重要です。子どもの多くは大人から感染しています。

2.重篤な基礎疾患のある子どもへのワクチン接種により、重症化を防ぐことが期待されています。

3.大会や受験などで変更できない予定があるお子さん、県越え通学のお子さん、塾・習い事で課外活動が多いお子さんなどは、接種を検討してもよいかもしれません。(中学・高校生になると家庭内感染以外も増加しますが、それでも小中学生は家庭内感染が60%を超えています。)

 4.副反応の確率は高いですが重篤な副反応であるアナフィラキシーについては、その頻度は他のワクチンと比べ特に高い頻度で無いとされています。接種後の心筋炎・心膜炎については発生頻度がまれであることからこれまで通りワクチン接種を推奨しています。

5.10代の感染者の多くは軽症か無症状で、国内死亡者は0人です(8月14日時点)。

6.ワクチン接種した場合、接種部位の痛みや腫れなどの副反応はほとんどの人におきますが、接種翌日をピークとして1週間以内にほぼ改善します。

7.予防接種ストレス関連反応は、新型コロナウイルスワクチン接種でもおきえます。

8.7月9日のBBCニュースによるとイギリスの場合、未成年の死亡リスクは200万人に1人と推測されています。

9.首都圏の8割は感染力の強いデルタ株といわれています(8月14日時点)。

 最終的にワクチン接種を希望するかどうかを決めるのは、お子さんとご家族の判断になります。

 上記の情報だけで無く、必ず下記のリンクや、その他信用できる情報を確認してください

 

日本小児科学会

 新型コロナワクチン接種に対する考え方

新型コロナワクチンに関するQ&A

Know vpd! - ワクチンで防げる病気(vpd)を知って子供たちをまもろう

 子どもの新型コロナワクチン接種の考え方(ポイント)

 子どもの新型コロナワクチン接種の考え方(解説ページ)

小児科医会

12 歳以上の小児への新型コロナウイルスワクチン接種についての提言

ニュース関連

型ウイルスによる子どもの死亡、極めてまれ 200万人に1人=英研究

米CDCが乳幼児の重症者増加に警鐘 デルタ株の感染拡大で

 

FacebookやYahooの投稿・記事で参考にしていただきたい先生がた

大阪大学名誉教授 宮坂 昌之 先生

Facebookに最新の論文の情報とその解釈の仕方を書いてくれています。

大阪大学教授 忽那 賢志 先生

Yahooの記事で多数読めます。

名古屋検疫所 守屋 章成 先生

デルタ株流行を踏まえたうえで、離れて暮らす自身の10代の子ども達に送ったメッセージを8月5日に投稿しています。

 

以下、2021年8月29日以降追加分

現在の新型コロナウイルス感染流行下での学校活動について(小児科学会)

子どもは新型コロナワクチンを接種した方が良い? 接種するメリットとデメリット(忽那賢志先生)

大学生が急増?学校再開が与える影響…専門家に聞く(松本哲哉先生)

米FDA、ファイザー製ワクチンを正式承認 接種義務化の進展に道(CNN)

赤ちゃんを新型コロナウイルスから守るために ~妊娠・授乳期のコロナワクチン接種について~

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